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 ◆ JASPIC メルマガ 2024年8月号 ◆
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本メルマガでは、定期的に日本SPIコンソーシアム(JASPIC)主催のイ
ベント情報やJASPIC研究員によるコラム等をまとめてお伝えします。

今回は、10月開催の SPI Japan 2024 (SJ24)特集です。

* SPI (Software Process Improvement):ソフトウェアプロセス改善

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 ◆目次
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 1.開催のご案内
 2.今年のテーマ
 3.プログラム概要
 4.SJ24の歩き方
 5.参加者の声
 6.noteのご案内

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 ◆1. 開催のご案内
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SPI Japan 2024
ソフトウェアプロセス改善カンファレンス2024を開催いたします!

・日程:2024年10月16日(水) 13:00 ~ 10月18日(金) 16:30
・場所:現地会場またはオンラインでの参加が可能です。
        - 現地会場 :プラサヴェルデ(静岡県沼津市) 
                      https://www.plazaverde.jp/
        - オンライン:Zoom ※一部プログラムを除く
・主催:日本SPIコンソーシアム (JASPIC)
・後援:独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
        ソフトウェア技術者協会 (SEA)
        日本SPICEネットワーク
        一般財団法人 日本科学技術連盟 (JUSE)
        一般社団法人 PMI日本支部
        派生開発推進協議会 (AFFORDD)
        Agile Japan
        沼津商工会議所
        静岡県東部地域IT推進協議会
・参加費(税込):
        - 本会議(現地会場(+オンライン参加も可)):35,000円
        - 本会議(オンライン)          :25,500円
        - チュートリアル(現地会場のみ)     :16,500円
・参加申込:
        - クレジットカード、コンビニ/ATM払いの場合:
            https://jaspic-sj24.peatix.com/
        - 請求書払いの場合(法人限定):
            https://jaspic-sj24-invoice.peatix.com/

 現在、参加者募集中です!
 https://www.jaspic.org/events/sj/spi_japan_2024/

 2024年10月13日(日)または定員に達した段階で申し込み受付を終了
 いたします。ぜひ沼津へお越しください。
 みなさまのご参加を心よりお待ちしております!

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 ◆2. 今年のテーマ
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本カンファレンスの今年のテーマは、
「響かせる」 ~ 未来を拓くカイゼン、一緒に探求しましょう ~
です。

近年、AI (人工知能)やIoTをはじめとする技術の利活用が進む中で、
ソフトウェアの存在感が高まっており、ソフトウェアのプロセス改善
や品質保証が果たす役割はますます大きくなっています。

これら大きくなる役割を認識し、期待される成果を生み出すべく活動
されつつも、試行錯誤を重ねて苦労されている組織が少なくありませ
ん。プロセス改善の効果を発揮するためには、SPIチームの熱意に加え
て、その意義を関係者の心に“響かせて”協力を得ることが不可欠で
す。そして、開発プロジェクトや品質保証部門などの多くの関係者を
巻き込み、知恵を集めることで“共鳴”を生み、組織を動かし、成果
につながります。

SPI Japanには、豊富な経験・知見や多様な視点があふれています。
参加者のみなさまがお互いに顔を合わせ、語り合い、情報共有できる
ようなプログラムとしました。
この場を活かし、みなさまと“共鳴”することで、共に未来に向かっ
てカイゼンを推し進めましょう!!!

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 ◆3. プログラム概要
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◇基調講演:
タイトル:
いいソフトウェアを創るための組織と経営
講演者:
倉貫 義人 氏(株式会社ソニックガーデン 代表取締役社長)

◇一般発表
公募・審査による20件の発表が予定されています。今回も様々な題材
による発表が寄せられました。現場が直面している課題を解決するヒ
ントとなる発表、改善活動に関する知見や経験に関する発表、さらに
は、改善活動を尚いっそう進めていく上での指針を与えてくれる発表
などを予定しています。

◇TSPIC発表交流
2015年からJASPICと交流のある、台湾SPIコンソーシアム(TSPIC: 
Taiwan Software Process Improvement Consortium)からの参加者に
よる発表を予定しています。

◇トーク&納得セッション
聴くだけの一方通行ではなく、双方向の会話やワークショップで「納
得感」をお持ち帰りいただく6つのセッションです。
今年は、現地会場での参加型4セッションとオンラインでの参加型2
セッションを用意します。
なお、現地会場での参加型セッションには、オンラインからの参加は
できません。
また、オンラインでの参加型セッションに現地会場から参加する場合
は、オンライン接続端末(PC、タブレット、スマートフォン)に加え、
マイク付きのイヤホン・ヘッドホンもご持参いただく必要があります
のでご注意ください。

◇意見交換会(現地参加のみ)
今年も、対面の意見交換会を実施いたします。
本カンファレンスで見聞きしたホットな話題も含めて、初対面の方々
と共に意見交換してみませんか?
SPIを通じて集まった人同士の交流の機会としてお楽しみください。
別途千円~2千円程度の参加料でフリードリンク(アルコール含む)/軽
食をご用意いたします。
参加料は当日意見交換会会場でお支払いください。

◇招待講演
タイトル:
組織に自動テストを書く文化を根付かせる戦略(2024版)
講演者:
和田 卓人 氏(プログラマ、テスト駆動開発者)

◇チュートリアル(現地参加のみ)
今年は、過去にご好評をいただいておりましたチュートリアル企画を
復活し、2コマご用意いたしました。プロセス改善による新しい価値を
共創するためのポイントや、AIシステムの品質とプロセスについての
解説など、皆さんの改善活動に必要な知識やスキル・活動のヒントを
持ち帰っていただきます。
なお、チュートリアル参加費(16,500円)は、本会議参加費とは別にご
負担いただく必要がございます。
・チュートリアルA
 『プロセス改善から共創~新しい価値の創出へ
  価値ある波紋を拡げよう』
  講師:安達 賢二 氏(株式会社HBA 経営企画本部 
     エグゼクティブエキスパート兼イノベーション推進室理事)
・チュートリアルB
 『AIシステムの品質とプロセス
  ~安心・安全なAIシステムの開発を目指して~』
  講師:久連石 圭 氏(株式会社東芝
     デジタルイノベーションテクノロジーセンター
     エキスパート)

※一部の講演・発表について参加者限定で見逃し配信を予定していま
 す。(期間限定)

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 ◆4. SJ24の歩き方
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SPI Japan 2024は沼津(プラサヴェルデ)を現地会場として開催します。
オンラインでも一部プログラムを除き参加可能ですが、対面での交流
やディスカッションができることを楽しみにされていることと思いま
す。
基調講演、招待講演、一般発表、交流発表については、全て現地会場
でご講演・ご発表いただきます。
内容をご確認のうえ、お早めに参加申込みいただければ幸いです。

以下で各企画の内容を少しだけ紹介します。

◇基調講演
「いいソフトウェアをつくりたい」という一貫した思いを持ち続けて
いる倉貫 義人 氏から、株式会社ソニックガーデンでのユニークな取
り組みをご紹介いただきます。この講演では、「納品のない受託開発」
という新しいビジネスモデル、全社員リモートワーク、管理ゼロで成
果を上げる組織運営、そして若いエンジニアを育てるための徒弟制度
の再発明など、具体的な事例を交えてお話しいただきます。ソフトウェ
ア開発や組織運営に興味がある方にとって、非常に参考になる内容で
す!

◇一般発表
今年は20件の事例発表があり、現地会場での発表を予定しています。
セッションの分類は次の通りで、皆さまのご興味に合わせて選択いた
だけます。
・プロセス改善による品質向上・効率化
・組織とマネジメント
・アジャイル開発とマネジメント
・人材育成・スキル向上
なお、許諾いただいた発表については参加者限定で見逃し配信を予定
しています(期間限定)。

◇TSPIC発表交流
JASPICと交流のあるTSPICからの参加者による交流発表が2件あります。
こちらも現地会場での発表を予定しています。SPI Japan 2019以来の
発表になります。

◇トーク&納得セッション
JASPIC内外の団体から6つのセッションをご用意し、双方向の会話や
ワークショップなどの体験型のセッションで「納得感」をお持ち帰り
いただきます。
6つのセッションのテーマは次の通りです。

 テーマ①【現地】自動車の電気/電子システムの進展
         ~Automotive SPICE V4.0とは~
 テーマ②【現地】コミュニケーションプロセスを改善!
         傾聴力の高め方
 テーマ③【現地】エンジニアのトリセツ #8.1「Work Sustainability」
         ~Sustainable Working for Happy Engineer’s Life~
 テーマ④【現地】今話題の「欧州サイバーレジリエンス法(CRA)」
         その影響と対応の必要性・方向性を理解しよう!
 テーマ⑤【オンライン】「あぁ、ババ引いたな。。」そんなあなた
            にソシオドラマWS(オンライン版)
 テーマ⑥【オンライン】プロセス改善とデータ分析、パターン言語

楽しみながら改善ノウハウに触れてみましょう!

※参加定員を設けているセッションもあります。申込みは先着順にて
締切りますので、お早めにお申込みください。

◇意見交換会
現地会場での参加者や発表者との交流の場として対面の意見交換会を
開催します。初対面の方々との交流の場として、また、一般発表や
トーク&納得セッションで得られた話題についての議論の場として、
準備を進めています。現地会場で参加されるみなさん、初めての方も
お気軽にぜひご参加ください。

◇招待講演
自動テストは、システム開発のスピードと品質を向上させるために不
可欠な技術です。しかし、自動テストを書く文化が根付いていない組
織にそれを導入するのは容易ではありません。自動テストを書くこと
の意義を再確認し、その上で価値と原則に基づいた戦略をプログラマ、
テスト駆動開発者の和田 卓人 氏から、ご紹介いただきます。自動テ
スト文化を根付かせるための具体的なアプローチを学びたい方にとっ
て、必見の内容です。

◇チュートリアル
コロナ以降中断していたチュートリアルを2セッション開催します。
チュートリアルは現地でのみ参加可能です。また、チュートリアル参
加費は、本会議参加費とは別料金になります。

チュートリアルA『プロセス改善から共創~新しい価値の創出へ 価値
ある波紋を拡げよう』
IT開発・保守・運用の現場から、組織的な品質保証やプロセス改善活
動に携わり、数々の失敗を乗り越えてきた安達 賢二 氏が、どのよう
にして新しい価値を創出するプロセスをデザインし、実装・実現して
きたのかをお話しいただきます。
このチュートリアルでは、価値共創プログラム「SaPID(※)」を活用し
た事例を交えながら、新しい価値を共創するためのポイントを共有し
ていただきます。
一緒に新しい価値を創り出し、見たことのない景色を眺める“共創”
の旅に出かけましょう!
※ SaPID:自律・自己組織化を促進する価値共創プログラム
https://www.softwarequasol.com/sapid/

チュートリアルB『AIシステムの品質とプロセス ~安心・安全なAIシ
ステムの開発を目指して~』
久連石 圭 氏から、AIシステムの開発における品質とプロセスに焦点
を当て、世の中の取り組みを紹介いただき、ソフトウェア開発者が考
えるべきポイントを共有します。AIの不確実性や複雑さに対処しつつ、
安心・安全なAIシステムを開発するための品質やプロセス改善のヒン
トをお持ち帰りいただければと思います。
一緒にAIシステムの未来を考え、安心・安全な開発を目指しましょう!

以上のように、5年ぶりのチュートリアル復活のほか、現地会場が盛り
上がるような企画をご用意しています。本会議はオンラインでも参加
いただけますが、一部プログラムは対象外となります。
参加されたみなさんに充実した3日間を過ごしていただけるよう、
スタッフ一同、準備を進めておりますのでSJ24にご期待ください。
10月に沼津でお待ちしています。

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 ◆5. 参加者の声
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過去のSPI Japanにご参加いただいた皆様からの声を一部ご紹介いたし
ます。

◇基調講演
・非常に興味深い内容であり、今必要とされている価値貢献に対して、
 簡易なモデルによる対立解消や、改善ステップの導出は、プロセス
 改善と通じるものがあった。
・日本の深刻な現状を読み解くためのヒントが凝縮されている内容と
 思います。

◇一般発表
・ちょうど活動を計画している内容とリンクするものもあり、活動イ
 メージをさらに膨らませることができました。
・役に立つことを持って帰ることができ、かつ、刺激を受け、新しい
 考え、ヒントが浮かんだことがあり、感謝しています。

◇トーク&納得セッション
・簡単なツールですが手を動かしてお題に取り組み、物語を語り合う
 ことができて、イメージを形にする難しさと面白さを学ぶことがで
 きました。
・体験型は良いですね。
・個々の自己紹介を兼ねた課題などが聞けて興味深かった。

◇意見交換会
・久しぶりに対面での開催の意見交換会で、やはり直接会話したほう
 がより密度の高い会話ができるなと実感しました。
・色々な人と交流できる仕組みがあり、大変有意義でした。
・初参加ですが1人でも困らなかったです。

◇招待講演
・基調講演とあわせて聞くと、さらに多くの気づきが得られて大変良
 かった。
・AIに関して、具体的な課題が見えてきたタイミングでこういった講
 演が聞けて非常に勉強になりました。

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 ◆6. noteのご案内
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noteによる見どころ紹介をご用意しましたので、ご確認いただけると
ありがたいです。

  ■note:SPI Japan 2024 情報
    https://note.com/note_jaspic/m/m969c749c5932

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 ◆編集後記
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メルマガ編集担当のA.Kです。
記録的な猛暑が続いていますが、皆さま夏バテなどされていませんで
しょうか?
日々あまりにも暑いので、この夏は遮光・遮熱効果の高い日傘を購入
しました。一度使うとこれまで使っていたものには戻せないくらい効
果を実感しています。最近は男性でも日傘を使われる方が増えてきて
いますが、まだ抵抗を感じる人も少なくないようです。直射日光を遮
れば体感温度が下がるのは当然なので、もっと普及してほしいと思っ
ています。
また、この夏はサングラスも活用しています。目の保護が目的だった
のですが、意外なことにこちらでも体感温度が下がる効果を感じてい
ます。人間が感じる体感温度は視覚による影響を受けるので、サング
ラスをすると日差しが弱くなったと錯覚して涼しく感じるようです。
ただ、涼しく感じるだけで体が受けるダメージには変わりがないので、
熱中症対策は怠らないことが大切ですね。
9月になっても暑い日が続くようです。様々なグッズも活用して暑い日
々を乗り切りましょう。

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 JASPIC メルマガ 2024年8月号
 発行:日本SPIコンソーシアム https://www.jaspic.org/
 お問い合わせ先:infoAアットjaspic.org
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